亜鉛と妊娠、ビロードのような関係とは?

日本人が抱える不妊

妊娠と亜鉛との関係性の解説の前に、まずは日本人と妊娠の環境の変化について知っておきましょう。日本人女性の不妊が問題とされており、様々な背景が関連しているといわれています。

 

・ 初産の高齢化
以前は20代前半で子どもを産む女性が多かったのですが、平成23年度の調査によると初産の平均は30歳前後であることが判明しています。

 

・ 日本人女性の不妊が問題に
日本の不妊治療クリニック数は世界一ともいわれています。主要国のなかでもダントツ1位の数が設置されています。それ程までに日本人女性は不妊に悩んでいます。

 

・ 卵子の劣化を意識しない
30歳前後で初産となるのに対し、卵子の劣化を意識している人の割合は少なくなっています。仕事や遊び、恋愛などで忙しく過ごしていたら、あっという間に30代となりそこで始めて卵子の劣化に気が付く人も多くなっています。

 

・ ダイエット信仰が高い

日本人の女性は必要がないのにダイエットをしている傾向がありますダイエットといっても健康的に運動をしてきちんと食べている人は少なく、無理な食事制限にて痩せようとする人が多いようです。そのため生理が止まり妊娠に必要な体の準備ができていない人も。

 

・ 社会進出で栄養が不足
女性が社会進出するに従い栄養面も低下してきました。先進国であるのにも関わらず日本人女性は栄養失調の状態です。

卵子はどのくらい劣化しているのか?

様々な背景により日本人女性は子どもを産める状態が作り出されていません。中でも妊娠の高齢化は深刻な問題です。かといって今更年齢を下げるわけにもいきませんから、今の卵子の状態をチェックしてみましょう。

 

・ 卵巣年齢でわかる
卵子の劣化の度合いは卵子年齢をチェックする検査で判明します。AMH検査では原子卵胞が少なくなっているかがわかります。卵子の元となる細胞が多いか少ないかは個人差があります。

 

・ 卵子が減る原因はよくわかっていない
実は卵子の元となる細胞が減少してしまう直接的な原因は解明されていません。ストレス、生活習慣、食生活の乱れなどが考えられています。
 
・ 30代を過ぎれは早めのライフプランを
自然妊娠しやすいのは20代後半くらいまで。35歳を過ぎると妊娠しにくくなり、その限界となるラインは45歳くらいだといわれています。30歳を過ぎていれば早めの計画が必要となり、現在の卵子の状況や将来の不妊治療も考慮すべきです。

 

・ いつでも産めるわけじゃない
妊娠して出産するためには限界があることを知らなければなりません。しかし現代社会では女性の社会進出を望み、かつ子どもを産むことを望んでいるため、産む環境自体が整っていないことも問題となっています。

 

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卵子を育てるからだ作り

日本人女性が抱える不妊の背景がわかったら、次にやりたいのが卵子を成熟させる栄養面の改善です。日本人女性はスタイルを維持したいという希望のほうが先にくるため、卵子の成熟に必要な栄養面は見逃されてきました。

 

・ 卵子の元となる細胞が成熟する
卵子の元となる細胞は生まれたときに既にできあがっています。その中の細胞の幾つかを卵巣で成熟させて1つが排卵となります。栄養が不足している方は卵巣で卵子とすることができません。
 
・ ホルモンがあって成熟する
まず卵巣の中で卵子の元となる細胞が成熟するためにはホルモンが必要です。生理周期が乱れている方、生理痛が酷い方などは見直す必要があります。

 

・ 成熟までには約3ヶ月の対策が必要
卵子の元の細胞から卵子となるまで約3ヶ月間必要となります。この間に無理なダイエットをしたり、栄養のバランスが乱れるようなことがあれば、卵子はちゃんと成熟してくれません。

 

・ 卵子に必要な5大栄養素
たんぱく質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラル。どれが不足しても卵子の成熟に影響を与えます。特に糖質と脂質は多いのに、たんぱく質・ミネラル・ビタミンが少ない方が多いようです。亜鉛は厚生労働省の発表でも現代人は少ないことがわかっています。

 

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栄養欠損と不妊の関係

栄養の低下は若い頃には卵子の問題が出ることは少なくても、年齢を重ねるごとにちゃんと栄養を補給していた人との差が顕著になってきます。若い頃から卵子への栄養面に注意している人は少ないのが現状ではないでしょうか。

 

・ ファーストフードの問題
若い人ほどファーストフードで手早く済ませてしまうことも多いようです。これらの食品は糖質がメインとなりたんぱく質や亜鉛などのミネラルが不足しています。野菜もきちんと摂取できませんから同時にビタミンも不足しています。

 

・ 糖質中心の食事では妊娠できない
卵子の源となるたんぱく質、それを合成する亜鉛が不足します。さらに抗酸化作用をもつビタミンも足りていません。糖質はエネルギー源とはなりますが、体を作る源ではないのです。

 

・ 卵子の合成に必要な亜鉛が不足
厚生労働省の発表でも亜鉛の不足が指摘されています。成人女性では1日8mg〜9mgの亜鉛が必要なのに対し、7mg前後しか摂取できていません。亜鉛は酵素の補助となり、たんぱく質やDNAの合成には不可欠です。

 

・ 肉食女子のほうが卵子年齢は高い
卵子の元となる栄養素はたんぱく質や亜鉛などですから、肉食女子のほうが必然的に卵子に必要な栄養素が補えていることになります。